ケアマネージャーとは
◇ケアマネジャーとは、介護や支援を必要とする人が介護保険制度を利用して自立した生活を送れるようサポートしてくれる、介護保険のスペシャリストです。 正式名称は「介護支援専門員」と言います。
一般的には「ケアマネージャー」や「ケアマネ」とも呼ばれていますが、カタカナ表記の場合は「ケアマネジャー」が正式とされています。
ケアマネージャーはどんな役割を持っているの?
◇ご利用者様やそのご家族がどんなサービスが必要なのかニーズを把握してケアプランを作成し、ご利用する方が適切なサービスを受けられるように自治体や各事業者に依頼します。
ケアマネージャーの主な業務
◇要介護認定に関する業務
・申請の代行
・認定調査の受託(市町村からの委託を受け、認定を受ける方のお宅へ訪問調査に伺います。)
(関連記事「介護度とは」)
◇介護支援サービスに関する業務
・課題分析(アセスメント)
・介護サービス計画(ケアプランの作成)
・モニタリング
・サービス提供状況の継続的な把握および評価
◇給付管理に関する業務
・支給額限度額の確認と利用者負担額の計算
・サービス利用票、サービス提供票の作成
・給付管理票の作成と提出
ケアマネージャーってどこにいるの?
◇居宅介護支援事業所
・社会福祉法人、医療法人、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーションなど
(関連記事「居宅介護事業所とは?サービスの概要や利用方法をご紹介」)
◇介護保険施設
・特別養護老人ホーム、老人保健施設など
ケアプランとは?
◇ケアプランとは介護保険が適用となるサービスを利用する上で、ケアマネジャーが介護を受ける方やそのご家族の自宅に訪問をしながら「この人にあう介護はどういったものか」と考え作成する計画書のことです。利用者やその家族の希望に沿ったサービスが利用できるよう、必要なサービスの種類や内容・時間配分や金額などを考慮しながら組み立てます。
モニタリングとは?
◇サービスの利用を開始しても、利用者の身体的な状況や日常生活の状況は日々変化していきます。こまめに利用する方と面談をして状況を確認し、希望や必要があれば追加のサービス利用を提案してくれます。ケアマネージャーの業務で一番大切な部分であり、一番時間を多く必要とする仕事です。
◇ケアマネの変更
変更をしたくても、どこに相談したらよいのかわからないという人もいると思います。一度契約すると変更できないと思っているでしょう。
結論としては、ケアマネジャーを変更は可能です。変更するには下記の3つの方法があります。
・地域包括支援センターや市区町村の介護保険課に相談する
・担当ケアマネジャー本人、または在籍している居宅介護支援事業所に伝える
・別の居宅介護支援事業所に相談する
不満があっても、本人には直接言いにくい場合があると思います。
まずは地域包括支援センターに相談してみることをお勧めします。
在籍している居宅介護支援事業所内でケアマネを変更する場合には、契約はそのままなので変更は比較的スムーズですが、事業所内でほかに空いているケアマネがいない場合などもあります。
別の居宅介護支援事業所にした場合でも、病状や介護保険関係、サービス状況などの情報は、事業者間で連携をとり行われるので安心です。
ケアマネージャーの選び方
◇ケアマネージャーの選び方は「人柄」が重要になってきます。その人の人柄・能力は一度で見抜くことは難しいと思いますが、最初にケアマネジャーを決めるために訪問をしてもらったとき、契約する前であっても介護保険制度の説明を受けたり、相談をしたりすることができます。
その相談や面談の際に、ある程度伝わってくると思います。
・親身に話を聞いてくれるかどうか
・利用者本人と家族の両方に対して公平であること
・守秘義務があることをきちんと説明してくれること
・理解しやすい説明をしてくれること
・納得できるケアプランを立てられること
・介護サービスの専門的な知識をもっていること
・連絡がつながりやすいこと
◇上記の項目を、最初の面談の際に頭の片隅に置いておくといいかもしれませんね。
ケアマネージャーって変更できるの?
◇ケアマネの変更は可能です。
変更をしたくても、どこに相談したらよいのかわからないという人もいると思います。一度契約すると変更できないと思っているでしょう。
変更するには下記の3つの方法があります。
・地域包括支援センターや市区町村の介護保険課に相談する
・担当ケアマネジャー本人、または在籍している居宅介護支援事業所に伝える
・別の居宅介護支援事業所に相談する
不満があっても、本人には直接言いにくい場合があると思います。
まずは地域包括支援センターに相談してみることをお勧めします。
◇在籍している居宅介護支援事業所内でケアマネを変更する場合には、契約はそのままなので変更は比較的スムーズですが、事業所内でほかに空いているケアマネがいない場合などもあります。
また、別の居宅介護支援事業所にした場合でも、病状や介護保険関係、サービス状況などの情報は、事業者間で連携をとって行われるので安心です。
◇このように、どうしても変更が必要な場合は、「なぜ変更したいのか」「どのようにして欲しいか」などをしっかりと説明しましょう。事前に伝えるべきことをまとめておき、しっかりと希望を伝えるようにしましょう。
ケアマネジャーと良好な関係を築くために
◇介護保険サービスを利用する側、被介護者の意見や要望を伝えることも大切ですが、ケアマネジャーへの過度な要求は禁物です。ケアマネジャーは、平均して約30人の利用者を抱えており、多忙な毎日をおくっています。こういったケアマネジャーの立場を理解せずに要求ばかり伝えてしまうと、仕事とはいえ印象の良くない人とはあまり関わりたくないという気持ちになってしまいます。
家族が利用者とどのような関わり方を望んでいるのか、を伝えることも重要です。可能な限り、被介護者と近い距離でいたいというのはもちろんですが、一定の距離を保ちたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
認知症が進んだ方の場合、日常的な暴言や暴力・徘徊など、家族の睡眠の妨げになる行為で疲弊しているケースもあり、本人とある程度距離を保つことが必要な場合もあります。
しかし、家族がストレスを抱え我慢しすぎてまうと、介護に携わる家族も思わぬ病気などを患ってしまうケースも多くあります。思っていることを正直に話す勇気も介護には必要なことです。
ケアマネジャーには、利用される方に最適な介護サービスの提供を推薦する義務があります。
家族の困りごとや利用する本人の気持ちにきちんと寄り添ってくれるかが、見極めの大きなポイントになると思います。利用される方や家族の要望をあまり聞き入れず、特定の事業所を強引に勧めてきたり、話を聞いてくれなかったり、ケアマネジャーには注意しましょう。
《今回はケアマネージャーとは?をご案内しました》
ケアマネージャーの存在は、ご本人やそのご家族の介護生活に密接に関わるものです。
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